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行動してあげる

投稿日:2017年4月29日 更新日:

 

● 行動してあげるー見せることの価値を知るー

 

人は自分の心の状態に影響する情報を

視覚と聴覚から入手します。

すなわち、

外部の情報を主に目と耳から入手し、

認知の脳がその情報に意味づけをして

心の状態を決定していくという仕組みです。

視覚の情報が70%、聴覚の情報が30%

一般には言われています。

つまり、

視覚の情報入手により、

人はかなりの影響を受けているのです。

だからこそ、

解剖学的にも人間の目にはまぶたがあり、

不要な情報は見ない

という選択ができるようになっているのです。

このように、

聴覚の情報入手よりも

2倍以上視覚の影響を人は受けて生きているのです

 

しかし、

人は一方で口が達者に発達しているので、

相手には聴かせることにばかり夢中になります。

『行動してあげる』というコーチ力とは

見られることの影響力を知り、

見せることの価値を重んじた生き方なのです。

キーワードは「聴かせる」より

『見せる』です。

「俺の若い頃はこうだった」とか

「いいからやれ」と言うだけでは

人は何故動かないのかといえば、

この仕組みが人には存在するからなのです。

それでは、人はフロー化しませんし、

パフォーマンスも向上しません。

 

「オフィスの机回りをきれいにしろよ!」と

部下に言ったとします。

それが正しいとか間違いだという理論ではなく

部下は上司の机の上がどうなのかを見て

影響を受けているのだということを

まず知っていることが重要なのです。

すなわち、

人を最もノンフロー状態にする生き方こそ

言行不一致ということです。

言っていることとやっていることが違う

これこそ人間の仕組みに最も反したことなので

人をノンフロー状態に陥れることになるのです。

 

煙草をいかにしてやめるかという講演を

聴きに行ったとします。

「今日の話を聴けば、医学的にも心理学的にも

どんな人も煙草はやめられるので、

絶対に一言ももらさずわたしの話を聴いてください」と

熱心に素晴らしい話を話してくれた講師の方が

隠れて喫煙所で煙草を吸っていると知ったらどうでしょう。

または、その現場を見てしまったらどうでしょうか。

ほとんどの人がノンフロー状態になりますね。

 

ファミリーレストランで子連れのお母さんが

自分の息子に対して、

「ご飯の時はゲームはやめなさい!」と

告げた後で

お母さん自身がスマホをいじっていたら

どうでしょうか。

ほとんどの子供はノンフロー状態になります。

 

すなわち、

どんなに良い内容の話しだったとしても

どんなに良いアドバイスをしたとしても

それでは聴く人の行動の変容につながるような

エネルギーは湧かないということです。

 

しかし、

完璧な人間などいませんし

完璧にならないと人には何も言えないのかといえば

そうではないでしょう。

結局は自分の行動を見つめていくことが

人のためになると同時に

自己成長にもつながるというこです。

おまけがついているのです。

人生を通じて磨くに値するライフスキルと言っても

過言ではないでしょう。

 

自分の行動指針となるモットーを人に伝えて

背中に貼って生きることを自分自身に課していくこと

これがこの行動してみせるというコーチ力を

身に付けていく実践方法のひとつになるでしょう。

 

上司や監督など、指導する立場にあるリーダーは

目標を部下に告げる前に、

自分のモットーを明らかにして

影響を与えていくことが求められます。

 

また、このようなこともあります。

交差点で信号待ちをしていた2人の小学生がいました。

学年は2年生の男の子たちです。

その横をスーツを着たビジネスマンが

何の躊躇もなく赤信号を渡っていったのです。

小学生2人は驚いた様子で「いけないんだ!」と

叫んでいました。

「赤は止まれ、だよね」と言いながら

青信号を小学生は渡っていきました。

そのビジネスマンは何を思い

感じていたのでしょう。

言行不一致を日常からしていれば

自分自身にかえってきます。

そして、

見ている人が必ずいます。

それは、子供たちかもしれません。

社会に出ればあなたの行動も見られています。

会社だけではなく、公共の場に出れば必ず。

 

モットーを背中に貼っていたら

皆さんはどんな行動をするでしょうか。

 

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