言われて嬉しい言葉、“ありがとう”

投稿日:2017年10月20日 更新日:

ある機関の調べによるとですね。。

「言われて嬉しい言葉は何ですか?」

という問いに対し回答は、

1位 ありがとう 57.2%
2位 おはよう・こんにちは(あいさつ) 26.4%
3位 大好きだよ 13.9%
4位 お疲れさま 13.7%
5位 気が利くね 13.0%

このような結果でした。

私は意外にさわやかな人間(?)なので
ポンポンと気軽に「ありがとう」と言えるんです(笑)
おばちゃんやおじちゃんにも。。

じつは、家が厳しく、
小学校から体育会系、
というのが理由です。。汗

さて、この「ありがとう」という言葉、
なぜ言うときにちょっと気持ちが構えてしまうのか?

こういう方、意外と多いですよね。

なぜ、言われるとうれしいのでしょうか?

(この言葉を言われて怒る人は、絶ッッ対にいませんよね、多分。)

という風に考えるとですよ。。

「ありがとう」というこの言葉、
何か不思議なパワーを持っているとしか思えませんよね。

今回はこの、「ありがとう」という言葉の
意味や語源について紹介していきます。

 

「ありがとう」は室町時代から使われている言葉

現在、
「ありがとう」とも表記したり、
「有難う」とも表記したりする
感謝の気持ちを伝える言葉である

この”ARIGATOU”ですが、

ひらがなの「ありがとう」は、
「有難う」を単にひらがな表記しただけで、
言葉の意味や、役割もまったく同じです。

ただ

「有難う」と漢字で書くとですよ、
この言葉の本来の意味が見えてきます。

というのは、読んで字のごとく、

「ある」ことが「むずかしい」…

つまり

「滅多にないこと」

という意味なのです。

 

もともとこの言葉は、

神や仏を褒めたたえ、賞賛する言葉として使われていたのです。

神が手助けしてくれて、

自分のために、何か便宜を計ってくれる…

それはまさに、

「滅多にないこと」どころか、

「あり得ないこと」もしくは「存在し得ないこと」

です。

そんなミラクルなことが起こったときに言う言葉こそ、

本来の「ありがとう(有難う)」。

そう言って、神を賞賛する言葉だったのですね。

 

ではこれが

いつから「人」に対しても使われるようになったかというと、

室町時代からだそうです。

今では当たり前に人に対して使われる

「ありがとう」も、

室町時代までは、神のみに対して使われる言葉だったのです。

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↑言葉の由来を辿ると日本人の精神性が見えてきます。

 

 

「サンキュー」との違い

では、ここで世界に目を向けてみましょう。

エッ!?
向けなくても良いですって?

いえ!向けます(笑)

世界にも「ありがとう」と同じ意味を持つ言葉がたくさんあるからです。

たとえば

英語ではサンキュー
Thank you

スペイン語ではグラシアス
Gracias

フランス語ではメルシー
Merci

ドイツ語ではダンケ・シェーン
Danke schön

イタリア語ではグラッツィエ
Grazie

などなど。。

 

代表的な英語の「Thank you」を例に挙げて言うと、

これは、

「私はあなたに感謝する」

という言葉です。

つまり、明らかに人に対して感謝しています。

一方、

「ありがとう」という言葉は、

前述したように、本来、

神や仏が、あり得ないことを起こしてくれたときに使われた言葉。

ですから、

「ありがとう」というたびに、

人を通して”神”にも感謝しているという点で、

日本の「ありがとう」は、

他の国で使われている感謝を表す言葉とは、大きく異なるのです。

 

 

 

照れくさいけど気軽に言おう!!

きっとこんな場面があったかもしれません。

喉がかわいたけど水がない

雨が降ってくれた

でももう動けない

誰かが水を持ってきてくれた

こんなとき、神と人に、何の違いがあるでしょう?

水を持ってきてくれた人は、まさに”救いの神”でしょう。

室町時代から「ありがとう」という言葉を
人に対しても使うようになったとのことですが、

その日本人の美しい精神に私は感心します。

(たまたま室町時代ということですが、
このときにそうならなくても、時間の問題だったのかも知れません。)

こうして言葉の意味や語源を知ってみると、

なぜ
この言葉にちょっと構えてしまうか?

なぜ
言う時、ちょっと照れ臭いのか?

という謎も何となく解けてきましたね。

でも、

人に感謝を伝える言葉が、
このような語源と機能を持つということは、

日本人として誇りに思えることではないでしょうか?

それに、
我々の世代に残してくれたことにも“ありがとう”ですよね。

だから、

言ったもん勝ちですよ。

言う回数が少なければ、
余計に気持ちが構えてしまいます。

「ありがとう」を、

もっと気軽に言うようにすれば、

もっともっと周りの人が喜んでくれて、

自分のそばに

「ありがとう」が

どんどんどんどん、あふれていくかも知れませんね。

ありがとうを言う回数にも、
喜ぶ回数にも、
回数制限なんてないのですから。。

そして、
人数制限もないのですからね!

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