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結果主義から心重視へ

投稿日:2017年4月8日 更新日:

現代社会は、結果至上主義である。

組織や人の心は、ストレスを抱える方向へと傾いている。

経営者・仕事をしている人たち・公務員

そして子供たちまでも。

 

このような結果を求める結果主義の社会は、

一見してより良い行動をするために

良さそうに見えるが、人の心は間違いなく後退します。

日本国内の1年間の自殺者は、約3万人と言われるが、

実際にはその3倍、と言われています。

また、ストレスで病んでいる人も多く存在している。

このような事実が、

後退している根拠となるのではないでしょうか。

元気がない・・・、その一言が当てはまる現状です。

結果主義での人づくり、組織、社会作りには

限界があると言わざるを得ないのです。

 

しかし、結果がどうでも良いとか、結果が出なくても良いと

主張するのではないのです。

誰でも行動すれば、結果が伴ってきます。

また、その結果を分析して次への学びにしていくわけですから。

 

ここで、スポーツを例にあげて考えてみたいのです。

スポーツとは、人間が生み出した、

人間の仕組みを知ることのできる文化の1つだと

考えることができます。

 

ただ勝ちたいと思っていても勝てないですし、

どんなにテクニックがあろうと、

やる気がなければ負ける。

技術の高い選手だけを集めても一体感がなければ負ける。

心や魂と行動、結果の関係について、

いつも考えて真剣に取り組んでいるのがスポーツです。

実は、このスポーツで応用されている

応用スポーツ心理学の仕組みを、

ビジネス界、教育など様々な分野に応用し始めているのです。

 

応用スポーツ心理学での研究によって、

結果を出している選手やチームには、

ある法則が存在することがわかってきました。

その法則とは、心の良い状態を第一に求めるという発想です。

そしてこの発想が、選手の生き方やチームの風土として

根付いているのです。

 

スポーツドクターである辻秀一先生は、

結果主義を結果エントリー、

そして心の良い状態を求める発想を

心エントリーと表現されています。

結果エントリーから、心エントリーへシフトしていくことを

考えていくことが、元気がでる社会を作る為には

必要ではないかということです。

 

心エントリーには、2つのフェイズがあります。

1つは、『より良い心の状態でいる』こと。

2つ目は、『より良い心の状態を自ら作り出す新しい脳の力を有する』こと。

アメリカのシカゴ大学教授、

ミハイ・チクセントミハイ博士はより良い心の状態

を、『フロー状態』と呼びました。

これは、“無我夢中で、楽しい、最高の心の状態”ということです。

この状態を言い換えると、“外の状況に揺らぐことなく、

捉われてもいない状態”と言えます。

この状態を最優先する生き方が心エントリーな生き方、

というわけです。

 

では、どうやって心エントリーな生き方ができるようになるのか。

それには、第二の脳の力

ライフスキルの鍛え方を学ぶこと、です。

つまり、従来の脳とは異なる、

新しい脳の使い方を知ることです。

心エントリーな生き方とは、第二の脳を磨く生き方、と

言い換えることができるのです。

 

結果至上主義によって、勝者と敗者という

架空の状態を作り出し、

個々の人間の成長するという部分を

無視し続けてきました。

結果を出せばそれで良い、

そのような風土が殺伐とした空気をつくり、

競争原理がはびこり、

ストレスの多い現代社会をを作ってきてしまった。

 

心エントリーを捉えて、発想、認識を変えていくことは、

大きな勇気が必要とされるでしょう。

しかし、この心エントリーによって結果を得ている

スポーツ界を無視することはできません。

全てが上手く回り出し、最高の自分を発揮することは、

自分自身の脳のスキルで可能になる、ということなのですから。

 

我々は、もう一度自分自身の心を大事にしていくことを

考える時期にあるのではないでしょうか。

 

 

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