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氷山と同じ心の構造

投稿日:2017年4月25日 更新日:

 

心の仕組みを考えるとき、氷山を例に出して考えると

理解しやすい。

大きく分けると、海水面の上にある見える部分と、

海水面の下にあって見えない部分とに分かれています。

 

見える部分を、

『セルフイメージ』と呼んでいます。

この部分は感情にリンクしており、大きくなったり、

小さくなったりと常に揺らぐ部分です。

プラスの感情が多ければセルフイメージは大きく、

またマイナスの感情が多ければ

セルフイメージは小さくなります。

人間は、認知によって感情を生み出す生き物ですから、

朝から晩までプラスやマイナスの感情が起きて、

セルフイメージを大きくしたり、小さくしたりしているのです。

このセルフイメージの大小が

パフォーマンスのレベルの大小を決める

重要な因子になっています。

 

例をあげてみましょう。

約束の時間に間に合うぎりぎりの電車に

乗り遅れてしまいました。

この時、がっかりしたり、むかついたりして

セルフイメージが小さくなっています。

「アーッ、行ってしまった。駄目だ。」

「チクショー、ふざけんな!」

次の電車が来るまでに、

何か本でも、書類でも読もうと思っても、

頭に入るでしょうか?

入らないはずです。

つまり、

この時、パフォーマンスのレベルは下がっているのです。

 

逆に、ぎりぎり間に合って、

電車に乗ることができました。

「ラッキー!」と喜んだ瞬間、

プラスの感情が増えて、

セルフイメージが大きくなります。

電車に乗って、本や書類を読めば今度は頭に入るはずです。

 

いかがでしょう。

パフォーマンスの差は、スキルの差ではなく、

セルフイメージの大きさの差

ということが理解できますね。

私たちのパフォーマンスの大きさは、

このセルフイメージの大きさに24時間

影響を受けているのです。

 

さて一方、氷山の下の見えない、

あるいは見えにくい部分にあるのが、

『セルフコンセプト』です。

 

潜在意識の中にある、一部分。

認知により生じた感情や知識などが、

思い込みや固定概念、トラウマとなり

潜在意識の中に「とらわれ」を形成します。

この潜在意識の中に形成された、

思い込み、固定概念、トラウマというセルフコンセプトが、

人間のパフォーマンスの方向性を決めているのです。

 

例えば、サッカーの試合中のハーフタイムで、

コーチが選手に「ミスはしないように!」と強調したとしましょう。

すると、後半ではミスが確実に増えてしまいます。

何故かと言うと、「ミスはしないように」強調することで、

選手の心には「大事な場面ではミスをするかも」という

「思い込み」(とらわれ)が生まれるからなのです。

 

人間は、セルフコンセプトに従う行動をすると、

意識レベルとは別に、無意識のレベルで

居心地が良くなってしまうのです。

従って、(とらわれ)が生じると、

そのとらわれに導かれたパフォーマンスを人は

実行してしまうのです。

 

例えば、シュートが決まって得点を決めたにも拘わらず、

まぐれであるとか、

偶然であると感じてしまい、

自分ではないような感覚にとらわれます。

シュートをはずしたりすると、

「やっぱりな、シュートは上手くないからな」と

変に腑に落ちたりしてしまうのです。

ミスをする自分の方が、

良いパフォーマンスをした自分より安心できるという感覚です。

ですから、結果エントリー、ポジティブ思考では変化が起きないのです

心の部分に焦点を当てなければ、結果を意識したり、

ポジティブ思考に無理矢理変えようとしても、

弊害が起きるということです。

 

こう見てくると、フロー状態とは、

感情とつながっている「セルフイメージ」が

大きく安定していて、

潜在意識にある「セルフコンセプト」が柔軟で質の良い心の状態である

と言い換えることができます。

「揺らがず・とらわれず」の心の状態が、

フローの状態を生む前提となっているわけです。

 

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