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周りをフローにするコーチ力

投稿日:2017年4月29日 更新日:

 

支援力という6つのライフスキル

 

スポーツ界における定義では

コーチとは相手のパフォーマンスを

最大に発揮させる仕事です。

パフォーマンスの構成要素は大きく分けると

『テクニカルスキル』と『マインド』です。

スキル向上ののための指示力を常に学び、

コーチ自身が向上する努力を怠らないこと

コーチの第一条件です。

 

しかし、それだけでは足りないのです。

人は心(マインド)で動いているからです。

プレーヤーにフロー化をもたらすこと

コーチの2つ目の条件であり、

これを『支援力』とも呼ぶのです。

この『支援力』がライフスキルでいう

『コーチ力』ということです。

 

そして、コーチ力とはあくまでも、

周りや相手の心をフロー化させる脳力のことです。

目標を達成させるためのコミュニケーション技術ではない。

人間が生まれ持ち、変わらずに持ち続ける心に沿って

人と接することのできる支援の力を

コーチ力というのです。

そして、周りをフローの方向へ傾ける脳力のある人間を

「コーチ力が高い」というのです。

 

サッカー競技でも、未だに大声で怒鳴っている監督・コーチに

遭遇することが多々あります。

指示を受けている選手が、フローになっているようには

感じません。

それどころか、その怒鳴り声で観客が気分を害した、

という話も耳にします。

少しでも改善することを切に望みます。

 

・聴く・伝える (自由を謳歌させる)

人間は誰しも「わかってほしい」という本能を備えている。

では、何をわかって欲しいのか?

それは、『感情』と『考え』です。

この2つを人はわかって欲しいのです。

どう感じ、どう考えるのかは、基本的にその人の自由です。

ですので、自身がこの自由を謳歌するためにも、

他人に「わかってほしい」のです。

つまり、人をわかってあげないのは、

人の自由を束縛することにつながり

相手を必ずノンフロー状態にしてしまうのです。

 

ところが、人は、自分をわかってもらうことに夢中になり

わかってあげることを疎かにしてしまいます

他人がどう感じても自由なのに、

自分の感情と他人の感情が違うと

「間違いだ」と認知して批判したり、

自分の感情の正しさを主張することばかりに

エネルギーを使ってしまうのです。

 

コーチ力の持ち主は、

人の自由な感情や考えを

『わかってあげる』ことの重要性を知っていて、

それを実践している人です。

では、どのように実践しているのでしょうか。

それは、『聴く』と『伝える』です。

 

相手をわかってあげるためには、

相手の話を『聴く』ことです。

目標達成の答えは相手の中にあるから傾聴する

ということではなく、

『わかってほしい』という相手の本能を満たすには

まずは聴くしかない、ということです。

コーチ力で大事なのは、

相手が主役だ、ということです。

『わかってもらった』と思わない限り

「コーチ力」にはならないのです。

相手自身が『わかってもらった』と感じない限り

相手はフローにはならないのです。

そのためには、あなた自身が『わかった』と

『伝える』ことが何より肝心です。

これは、相手の感情と同じになるとか

共感しよう、ということではありません。

相手が感じ、考えていることを

『わかった』と伝えるだけのライフスキルです。

 

例えば、ある日、作成を頼んでおいた企画書を

部下が提出してきたのだが、ひどい仕上がりだった。

そんな時に、「明日までに書き直してこい!」と

言っていないでしょうか?

部下は「はい」とは返事をするものの、

これでは自分の感情や考えをわかってもらっていないので

ノンフロー状態です。

つまり、いいパフォーマンスにならないので、

明日になってもよりよい企画書は出来上がらないでしょう。

さて、ここで『支援力』を使ってみましょう。

そうです、「わかってあげる」を駆使するのです。

 

まず、「どんな気持ちで書いたのか?」と聞きます。

「一生懸命にやったんです」と部下が答えたら、

例え一生懸命にやったように見えなくても、

「わかった、お前は一生懸命やったんだな」と

わかったことを伝えるのです。

これは相手が一生懸命やったのだ、ということが

わかったということです。

一生懸命さのレベルに納得したわけではないのです

つまり、ここで言う「わかった」は、部下の言うこと、

感じていること、考えていることは充分に理解したとの

意思表示なのです。

そうすると、相手は自分をわかってもらったと感じて

フロー化が起こります。

こうなれば、こちらの話しも聴くはずです。

相手にフロー化を起こしてから、

具体的な指示を伝えれば良いのです。

実践してみましょう。

 

 

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