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見通してあげること・愛してあげること

投稿日:2017年4月29日 更新日:

 

● 見通してあげることー『成長』と『可能性』ー

何かをやろうとしている矢先に「まだやってないのか!」

と言われて、途端にやる気が失せた経験はないですか?

私は、沢山あります(笑)

それは、人はその場の出来事だけで判断されることが

嫌だからです。

つまり、人は「見通してほしい」

思って生きているからなのです。

 

人を見通すためには、

時間軸を持って人に接する必要があります。

つまり、時間の幅を持って人を見る、ことです。

その瞬間の結果だけではなく、

変化を見ることができる人がコーチ力のある人です

 

一方、結果しか見られない人の特徴は

すぐに人と比較することです。

体育会でよくある話です。

普段の練習は何も見ないで、たまに試合の結果だけ見て

あれこれ言うOBたちがいるのです。

現役の選手たちはノンフロー状態になりたくないので、

OBたちの話など何も聞いていません。

OBたちはそのうち、このように言い始めます。

「俺たちのころは・・・」「俺たちの時代は・・・」

ますます選手たちはノンフロー状態に傾きます。

そうです!

結果しか見られない人は、いつも他人や過去と比較しながら

その瞬間の出来事に価値を見出そうとするのです。

 

さて、時間軸の概念を持っているコーチはどうでしょうか。

どんな人を見るときも、他人と比べることなく、

その人に存在する変化を価値として見出すことができます。

「今回の練習・試合を見ているとまだまだなところはある。

しかし確実に成長している。守備を改善し、良い部分を

伸ばしていけば確実に目標にいけるぞ!精一杯やろう!」と言えば、

選手たちは心の底から「はい!」と

返事をするのではないでしょうか。

つまり、相手も自ずとフロー状態に導かれることになります。

 

見ていかなければならない変化には2種類あります。

過去からの変化を『成長』

未来への変化を『可能性』

という2つのことです。

相手の「今」は過去からの成長があってこその「今」であり、

相手の「今」はこれからの可能性があってこその「今」です。

もちろん、今に生きることは大事で、

今、目の前にいる相手と接することも重要なライフスキルです。

しかし、そこに起こる結果に認知の脳が評価をつけて、

「何しているんだ!」「お前がやるんだよ!」

「何だ、そのパスは!」「やる気がないのかよ!」

などと見たまま、気分のままに言ってしまう。

もちろん、相手をノンフロー状態にしてしまいます。

 

『成長』と『可能性』という2つの視点で自分を見てくれるのだ、

こう感じれば、相手は必ずフロー状態になります。

時間の幅を持って、成長や可能性を見つけてみましょう。

 

● 愛してあげるー相手の喜びを自分の喜びとする意志ー

ここで言う「愛」の定義は、

「相手が上手くいくことを自分の喜びとする意志」です。

ここには重要な3つの意志が含まれます。

1.意志であること。

親子の愛や男女の恋愛という感情ではないということ。

スキルの一部であること。

自分で決めることができること。

2.相手が主役

相手が上手くいくことを主体とする意志であること。

コーチ力なので当然、相手が主役となります。

3.自分の喜び

相手のためとばかりの犠牲感に溢れてはいけない。

 

そして何よりも、人はこの「愛する」意志を、

自分に対して持ってくれているのかどうかを感じるセンサーが

存在しているということが重要です。

つまり、人は、相手がこの「愛する」という意志を

自分に対して持ってくれているかどうかを感じ取って、

フロー状態になったりノンフロー状態になったりするのです

 

さて、「愛してあげる」というコーチ力を実践するための

キーワードは何か?

それは、「応援」です。

期待とは違います。

期待という思考は、応用スポーツ心理学では、

最もノンフロー状態を作り出す思考の1つと考えられています。

驚かれた方もいらっしゃるでしょう。

つまり、期待とは、こちらの勝手で相手を枠組みにはめて、

それを愛だと思い込んでいる、という考え方です。

 

上司からたまに「期待しているから頑張れ!」と言われると

少しは頑張る気が起こるが、いつも言われていると、

それは部長のためなんだ、とか

ミスは許されない、とか

部長の作り出した勝手な枠組みだと気づき

プレッシャーになってくるのです。

そして、ノンフロー状態になります。

 

愛するコーチ力としてのライフスキルは

「応援」です。

相手を主役にするわけですから

応援のマインドを相手に伝え

感じさせなければなりません。

「応援している」と言葉や態度で示すことです。

 

期待ばかりをする人は、

いつも怒りの感情になりノンフローの状態に

なっているはずです。

勝手な枠組みに人を当てはめるので

その通りにならずに腹が立つのです。

以前にお話しした、怒鳴ったり、罵声を浴びせる指導者は

期待ばかりしている、と言えるかもしれません。

自分ではそれを「愛」だとか、「お前のためなんだ」とか

考えているので、余計に怒りの感情が生じるのです。

 

人に接する時は、

期待より「応援」の姿勢で接してみましょう。

相手も自分もフロー状態になることができます。

 

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